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ワカチョク公開日

高卒採用の支援とは?地域の企業と高校をつなぐ仕事の全体像

高卒の就職は、企業と学生が直接やり取りする大卒の就職とは、仕組みが大きく違います。求人はハローワークを通し、応募は学校の進路指導を通して行われます。この決まりの中で、地域の企業の仕事や職場の様子を生徒と先生に届けるのが、高卒採用の支援の仕事です。この記事では、ワカチョクの加盟店が担う仕事の全体像をまとめます。

高卒の就職はどう進むのか

高校生の就職には、行政・学校・経済団体が申し合わせた全国共通の日程があります。厚生労働省の発表では、2027年3月に卒業する生徒の場合、ハローワークによる求人申込書の受付開始が6月1日、企業による学校への求人申込と学校訪問の開始が7月1日、学校から企業への応募書類の提出開始が9月5日(沖縄県は8月30日)、選考と内定の開始が9月16日です(出典: 厚生労働省「令和9年3月新規高等学校等卒業者の就職に係る採用選考期日等」2026年2月発表)。

生徒は進路指導の先生と相談して応募先を決めます。多くの都道府県では、一定の期間は1人が1社にだけ応募する「一人一社」の申し合わせがあります。企業が生徒に直接連絡することはできず、見学の日程も選考の結果も学校を通して伝えます。

情報が届きにくいという課題

この仕組みは生徒を守るためのものですが、地域の中小企業にとっては「知ってもらう機会」が限られるという面もあります。学校には多くの企業から求人票が届きます。求人票は書式が決まっているため、仕事の中身や職場の雰囲気までは伝わりにくいのが実情です。

生徒の側から見ても、家の近くにどんな会社があり、どんな人が働いているのかを知る機会は多くありません。名前を聞いたことのある会社だけで応募先を選ぶと、入社してから「思っていた仕事と違った」と感じることにもつながります。企業にとっても生徒にとっても、応募の前に知る機会を増やすことが大切です。

採用冊子が担うこと

ワカチョクは、地域の企業を紹介する採用冊子をつくり、高校と専門学校に無料で配っています。冊子では見開き2ページで1社を紹介し、仕事の内容、1日の流れ、職場の様子、先輩の声などを、高校生に伝わる言葉で載せます。掲載する企業からは掲載料をいただきます。

冊子は、先生が進路指導の場で生徒に渡したり、生徒が家に持ち帰って家族と読んだりできる形です。採用条件はハローワークの求人票で確かめてもらい、冊子は「どんな会社か」を伝える役割に徹します。求人票の公開が7月1日からという決まりに合わせて、冊子に載せる内容と配る時期にも気を配ります。

1年の流れ

冊子の仕事は、高卒就職の日程に沿って1年単位で回ります。企業に来年の採用の予定を聞いて掲載の相談を受け、取材と撮影をして原稿を仕上げ、学校に届ける、という順番です。7月1日の求人票の公開、夏休みの職場見学、9月16日からの選考と、生徒と企業が動く時期は決まっています。その前に情報が届くよう、逆算して準備を進めます。

配る時期や方法は、学校の行事や試験の予定を聞き、先生と相談しながら決めます。選考の時期が終わったら、企業と先生の両方から声を聞き、次の冊子の企画に生かします。毎年同じ流れをくり返しながら、地域の中での信頼を少しずつ積み上げていく事業です。

加盟店(エリアオーナー)の仕事

加盟店は、担当する地域で次のような仕事を担います。

  • 地域の企業への営業と、掲載企業の取材
  • 冊子に載せる原稿や写真の準備(デザインの型は本部が用意します)
  • 教育委員会へのあいさつと、学校への訪問・冊子の配布
  • 学校や地域と連携した職業体験・企業見学会などの企画(案内や申し込みは学校を通す)

どれも「企業」と「学校」の両方と長く付き合う仕事です。企業には採用の悩みを聞いて合う形を提案し、学校には生徒のためになる情報を届けます。どちらか一方の都合だけで動くと、もう一方の信頼を失います。両方の立場を行き来できることが、この仕事のいちばんの専門性です。

チェックリスト:この仕事で毎年くり返すこと

ワカチョクの運営で毎年くり返す作業を、確認用のリストにまとめました。

  • [ ] 担当する地域の高校・専門学校と、生徒が通える範囲の企業を把握した
  • [ ] 学校訪問の前に、教育委員会へあいさつを済ませた
  • [ ] 掲載企業の取材で、仕事の内容と1日の流れを具体的に聞いた
  • [ ] 冊子の原稿を、高校生が読んで分かる言葉に直した
  • [ ] 採用条件を扱う場合は、時期と書き方の決まりを確かめた
  • [ ] 授業の中で特定の企業への就職を勧めないことを、学校に伝えた
  • [ ] 生徒の個人情報は取得せず、希望する生徒の取り次ぎは進路指導部を通すことにした
  • [ ] 配ったあと、先生や企業の声を聞いて次の冊子に生かした

まとめ

高卒採用の支援は、ハローワークと学校を通す決まりを守りながら、地域の企業の情報を生徒と先生に届ける仕事です。採用冊子はその橋渡しの道具で、加盟店は企業と学校の両方と信頼を積み重ねていきます。営業の経験や地域とのつながりを、地域の若者と企業のために長く生かしたい方に向いた事業です。

加盟の詳しい条件は、個別相談でご説明しています。事業の進め方について気になる点があれば、お気軽にご相談ください。


監修:株式会社ワカチョク 編集部

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