店舗のいらない「法人営業型」フランチャイズとは|店舗型との違いと仕事の流れ
フランチャイズというと、飲食店やコンビニのように店舗でお客様を迎える形を思い浮かべるかもしれません。一方で、店舗を持たずに地域の企業を訪ね、企業の困りごとに応える「法人営業型」のフランチャイズもあります。どちらが合うかは、自分の得意なことと、どんな働き方をしたいかで決まります。この記事では、2つの違いと法人営業型の仕事の中身を整理します。
フランチャイズには「店舗型」と「法人営業型」がある
フランチャイズは、本部が持つ商品やサービス、仕事の進め方を使って、加盟店が自分の事業として運営する仕組みです。その中身は、大きく2つに分けて考えると分かりやすくなります。
- 店舗型:店舗を構え、来てくれた一般のお客様に商品やサービスを提供する(飲食・小売・サービス業など)
- 法人営業型:店舗を持たず、地域の企業を訪ねて、企業に向けたサービスを提供する(BtoB とも呼ばれます。企業同士の取引のことです)
どちらが良い・悪いではありません。お客様が誰か、仕事の時間の使い方、必要な準備がまったく違うので、自分に合う形を選ぶことが大切です。
店舗型と法人営業型の違い
2つの形を、次の5つの点で比べてみます。
- お客様:店舗型は来店する一般のお客様。法人営業型は地域の企業です。
- 場所:店舗型は立地が来店するお客様の数を大きく左右します。法人営業型は店舗を構える必要がなく、企業に電話で約束を取り、訪ねて話を聞く時間が仕事の中心になります。
- 在庫:店舗型は、商品の在庫や仕入れの管理が必要になることがあります。法人営業型は、サービスの中身によっては在庫を持たずに始められます。
- 人の体制:店舗型は、営業時間のあいだ店に立つ人が要ります。法人営業型は店のシフトは要りませんが、営業・電話での約束取り・取材をだれが担うかを先に決めておく必要があります。
- 仕事の時間:店舗型は店を開けている時間が仕事の時間です。法人営業型は、企業が動いている平日の日中が中心です。
法人営業型は、店舗や在庫に縛られにくいぶん、自分からお客様を見つけにいく仕事です。お店を開けて待つのではなく、企業に連絡を取り、訪ねて話を聞き、提案することが毎日の中心になります。
法人営業型の仕事の流れ
法人営業型のフランチャイズでは、たとえば次のような流れで仕事が進みます。
- 地域の企業を調べ、電話で話を聞く約束を取る
- 企業を訪ねて、困りごとや来年の予定を聞く
- 本部のサービスが合うかを一緒に考え、提案する
- 契約のあと、サービスを届ける(取材・制作・運用など)
- 結果をふり返り、次の年の相談につなげる
提案の前には、相手の会社をよく知ることが大切です。業種、社員の人数、これまでどんな方法で人を探してきたか、いま何に困っているか。こうしたことを聞いておくと、提案が具体的になり、相手にとって考えやすいものになります。
大切なのは、一度きりの取引ではなく、毎年相談してもらえる関係をつくることです。企業の担当者と顔を合わせ、地域の事情を知っていく中で、ほかの企業を紹介してもらえたり、次の年の相談につながったりすることもあります。
店舗型と法人営業型、どちらが合うか
どちらの形が合うかは、次の問いに答えてみると考えやすくなります。
- 来てくれたお客様に応えたいか、自分からお客様に会いに行きたいか
- 一般のお客様と話したいか、企業の経営者や担当者と話したいか
- 店を開けている時間に働きたいか、自分で予定を組んで動きたいか
- 立地や店づくりに力を入れたいか、電話や訪問をこつこつ続けたいか
前の答えが多い方は店舗型、後ろの答えが多い方は法人営業型が合いやすいと言えます。どちらにしても、説明会や個別相談で仕事の中身をくわしく聞き、自分の働き方に合うかを確かめてから決めることが大切です。
ワカチョクは法人営業型のフランチャイズです
ワカチョクは、高校生・専門学校生と地元の企業をつなぐ採用冊子を、フランチャイズで全国に広げています。冊子は見開き2ページで1社を紹介し、掲載する企業から掲載料をいただきます。完成した冊子は、地域の高校・専門学校に無料で届けます。
加盟店(エリアオーナー)の仕事は、地域の企業への営業と取材、そして学校との関係づくりです。店舗は必要ありません。本部は、営業の道具・研修・ロールプレイ(営業の練習)・進み具合の打ち合わせなどで、加盟店の仕事を支えます。
学校と関わる仕事なので、守る約束もあります。学校を訪ねる前に地域の教育委員会へあいさつをすること、生徒の個人情報を取得しないこと、希望する生徒の取り次ぎは進路指導部を通すことなどです。
よくある質問
Q. 営業先はどうやって見つけるのですか? A. 地域の企業を調べ、電話で話を聞く約束を取ってから訪ねるのが基本です。本部が、営業先の探し方と電話での話の進め方の台本を用意しています。
Q. 店舗がいらないなら、どこで仕事をするのですか? A. 店舗を構える必要はありません。仕事の中心は、地域の企業への営業(電話で約束を取って訪ねること)と、学校とのやり取りです。拠点の置き方を含め、加盟の詳しい条件は個別相談でご説明しています。
Q. 今の事業と並行して始められますか? A. 印刷・広告・求人広告などの会社が、今のお客様とのつながりを生かして始める形も考えられます。並行のしかたは事業の状況によって違うので、個別相談で一緒に考えます。
まとめ
フランチャイズには、店舗でお客様を迎える店舗型と、店舗を持たずに地域の企業を訪ねる法人営業型があります。法人営業型は、店舗や在庫に縛られにくい一方で、自分から企業に連絡を取って訪ね、関係を育てていく仕事です。どちらが合うかは、お客様との関わり方と働き方の好みで考えてみてください。
ワカチョクの加盟の詳しい条件は、個別相談でご説明しています。まずはお気軽にご相談ください。
監修:株式会社ワカチョク 編集部