今の事業と両立するフランチャイズの考え方|印刷・広告・求人広告の会社向け
今の事業を続けながら、新しい事業としてフランチャイズを探している方もいると思います。そのとき、今の事業で培ったものを生かせるかどうかは大きな判断材料です。ワカチョクの採用冊子の事業は、地域の企業への営業、取材と制作、学校とのやり取りで成り立っています。この記事では、印刷・広告・求人広告・法人営業などの会社が、今の事業と組み合わせて採用支援を考えるときの見方を整理します。
組み合わせを考えやすい事業
たとえば、次のような事業は組み合わせを考えやすい分野です。
- 印刷・デザインの会社:紙面づくりの段取りや、写真と文章で伝える力を生かせる
- 地域の広告・販促の会社:地元の企業との取引や、経営者と話す機会がすでにある
- 求人広告を扱う会社:採用の悩みを聞き、媒体を提案してきた経験がある
- 法人営業・営業代行の会社:新しい取引先を開拓し、関係を育てる進め方を知っている
- 地域の情報誌や冊子をつくる会社:地域の取材と配布の経験がある
どの事業にも共通するのは、地域の企業と向き合ってきた経験です。採用冊子の事業も、まずは地域の企業の話を聞くところから始まります。
生かせるもの
今の事業から生かせるものは、主に3つあります。
1つ目は、企業との接点です。すでに付き合いのある企業に採用の悩みを聞くことから始められるため、ゼロから関係をつくるよりも入りやすくなります。
2つ目は、提案の経験です。経営者の話を聞いて課題を整理し、合う形を提案する流れは、採用冊子の営業でも同じです。
3つ目は、制作や段取りの力です。取材の日程調整、原稿の確認、撮影の準備など、冊子づくりには細かな段取りが多くあります。制作の経験がある会社は、ここで力を発揮できます。
新しく身につけること
一方で、採用冊子の事業には、ほかの事業にはない決まりがあります。高卒の就職は、ハローワークと学校を通して進みます。求人票の公開と学校訪問の開始は7月1日、選考と内定の開始は9月16日と、全国で日程が決まっています(出典: 厚生労働省「令和9年3月新規高等学校等卒業者の就職に係る採用選考期日等」2026年2月発表)。企業が生徒に直接連絡することはできません。
また、学校との関係づくりは、企業への営業とは別の力が要ります。学校の予定を優先し、先生の負担を増やさないように動くこと。教育委員会へのあいさつを先に済ませること。こうした進め方は、本部の研修で学びながら身につけていきます。
組み合わせるときの注意
今の事業と組み合わせるときには、次の点に特に気をつけてください。
- 学校で自社の別の商品を売り込まない:学校は、生徒のための情報を届ける場です。印刷や広告など本業の営業の場として使うことはできません
- 生徒の情報を集めない・ほかの事業に使わない:ワカチョクの運営では、生徒の個人情報を取得しません。見学などの取り次ぎは進路指導部を通します
- 採用を約束する言い方をしない:求人広告と同じ感覚で「載せれば採れる」と伝えるのは誤りです。冊子は知ってもらう機会を増やす道具です
- 担当者と時間を確保する:本業の繁忙期と、学校の予定に合わせて動く時期が重なると、どちらかがおろそかになります
始める前に確かめたいこと
組み合わせを考えるときは、次の3点を社内で話し合っておくと、加盟後に迷いにくくなります。
まず、誰がこの事業を担うのかです。企業への営業、取材、学校とのやり取りは、同じ人が続けて担当するほうが関係を築きやすくなります。担当者を決め、その人が本業とどう時間を分けるかを先に考えておきます。
次に、本業の顧客との関係をどう分けるのかです。付き合いのある企業に採用冊子を提案するときは、本業の取引と混ぜずに、採用の悩みを聞くところから始めます。本業の値引きと抱き合わせにするような提案は、冊子の価値を伝えにくくします。
最後に、地域での評判をどう守るのかです。学校との関係は地域の中で知られていきます。本業の会社名とあわせて見られることを意識し、決まりを守る姿勢を社内全体で共有しておくことが大切です。
よくある質問
Q1. 本業が忙しい時期と重なりませんか? A. 高卒の就職は日程が決まっているため、採用冊子の事業にも忙しい時期があります。本業の繁忙期と重なるかどうかを、個別相談で1年の流れを見ながら確かめることをおすすめします。
Q2. 求人広告の営業と何が違いますか? A. 大きな違いは、学校とハローワークを通す決まりと、全国共通の日程です。学生に直接呼びかける媒体とは進め方が違い、先生との関係づくりが欠かせません。
Q3. 社内の誰が担当するのがよいですか? A. 地域の企業と話すことに慣れていて、学校の予定に合わせて動ける方が向いています。経営者ご自身が最初の関係づくりに関わると、企業にも学校にも事業への本気度が伝わりやすくなります。
まとめ
印刷・広告・求人広告・法人営業などの会社は、企業との接点や提案と制作の経験を、採用冊子の事業に生かせます。そのうえで、学校とハローワークを通す決まりや、学校との関係づくりといった新しい進め方を身につけることが大切です。今の事業との組み合わせ方は、会社ごとに違います。
加盟の詳しい条件は、個別相談でご説明しています。今の事業との組み合わせ方も、あわせてご相談ください。
監修:株式会社ワカチョク 編集部